フリーランス ギャラの決め方|その3

ビジネス・経済・経営・教育・その他

前回までで、

「仕事のトータル・コストを見たギャラの設定」

の重要性を書いてきました。

せっかく努力をして高度なスキルを身につけても、お金的に続けるのが辛くなり転職してしまった同業をそれなりに知っています。

僕ごときが烏滸がましいですが、少しでも何かの役になればと言う事で、このシリーズはちょいちょい書いていってます。

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どのようにギャラを決めれば良いのか?

で結局、

どのようにギャラを決めれば良いの?」

なのですが、僕の見解は

「特に答えはないので、決めたいように決めてください」

です。

と書いてしまうと元も子もありませんので、

「世間でよく言われる考え方」

を書いてみます。
それで必ず成功するというものではないですが、大きく無視している人は

「絶対にうまくいかない」

ことではあるとは思います。

3倍の法則

よく言われているフレーズの一つに、

「粗利3倍の法則」

というのがあります。

最低ラインとして

「平均年収 300万円を得たいなら、年900万円の粗利益が必要」

と言うやつです。

いろんな本に書いてあるし、ググればそんなことが書いてある記事が山のように出てくると思います。

僕も20代で最初に触れた時は、

「3倍も利益出たら超余裕じゃん〜。そこまでいかなくてOKっしょ」

と思ったものです。

が振り返ってみると、

「いや、そんなもんですわ〜」

が実際でした。

その理由を書いていきます。

粗利ではなく「売り上げ」という説もあります。が、「人件費の3倍の売り上げ」ではほとんどのビジネスで全然足りません。業種によるとは思いますが。ですので、僕は「粗利」解釈派です。

が、その前に、、、、

粗利益とは

学生で読んでくれている人もいるので、

「粗利益って?」

となる人もいると思います。

簡単に説明すると、

「100円でリンゴを買って、そのリンゴを150円で売ったら50円の “粗利益”」

となります。

売り上げ – 原価 = 粗利益

リンゴを買った100円が “仕入れ原価

リンゴを売った150円が “売り上げ

差額が “粗利益

「こんな基本的を書くと多くの人に呆れられてしうまうのでは」

という思いもよぎりますが、

「ここで誤解されると、そのあとの理解が全部おかしくなるよなぁ」

と思い、敢えて書いてきます。

「利益と粗利益は違う」

「50円の “利益” じゃなくて、なんで “粗”が付くの?」

確かに「利益」ではあるけど、「利益ではなく”粗”利益」と認識しておかないと、どんな仕事でも割と直ぐに破綻してしまうと思います。

販売管理をちゃんとみよう

”粗利益”とは、ほとんどの場合において物を売った”差額”のことです。

そこには”販売管理費”という経費の類がまだ入っていません。

普通の大人の人には、凄く当たり前な”販売管理費”。

ですが、「音楽家にとっては全ての人に当たり前というワケではない」と言うことを痛感する出来事がありました。

「売り上げ」と「収入」は違う

以前にとある「かなり実力のあるミュージシャン」から相談と言うほどでもないですが、話をしていた時です。

「昨年は年収800万だったのに、家族を養うのにきつきつ。皆さん、どうしてるんだろう」

との事。

年収800万なら全業種の平均年収を超えているので、

「よほど家族の生活費に無駄が多いのかな?」

なんて思ってしまいました。

ところがどっこい詳しく聞いてみると、実際はかなり違っていました。

「年収が800万円」ではなく「売り上げが800万円」でした。

「演奏家」で売り上げ800万は、十二分に凄い人なのですが。

仕事に必要な経費は「年収」に含めない

使っているお金の内訳をいくつか教えてもらうと、

  • 地方での仕事の移動経費
  • 楽器の消耗品、メンテナンス
  • PCやその他仕事に必要な物

「結構掛かってますね、、、、」

という金額でした。

これは確かにキツイ。

その時に僕がお話ししたのは、

「大変、、、言いにくいのですが、、、」

と言う事で、

“それは年収ではなく、年商です”

と言うことを伝えてあげました。

ほとんどの人には「当たり前」の事だと思いますが、超絶テクニックをお持ちのミュージシャンでも「意外に知らない人もいる」という事実がその時に判明しました。

決してディスりたいわけではなく、一緒に仕事をしていく大切な仲間です。

ちなみに、先ほどの「年商」とは「1年間の売り上げ」のことです。

「経費」は会社が出す物

サラリーマンの場合、

  • 地方での仕事の移動経費
  • 楽器の消耗品、メンテナンス
  • PCやその他仕事に必要な物

これらは全て「会社が負担」してくれます。

もしそうじゃないところがあったら、、、、、
「この仕事にはPC要るから個人で買って持ってきてね。外回りのガソリン代は給与から引くね。デスクスペースの家賃分は給与から引くね。」
サラリーマンではなく個人事業主扱いでの契約で、、、稀にそんな情報を見聞きする事はありますが、、、。僕には理解不能な世界。。。

まともな会社の従業員であれば、これらの費用が「給与」から引かれるという事はないので、フリーランスの人も「自分が目指す給与や年収」に、これらを含めて考えない方が良いと思います。

個人事業の場合「経費は確定申告で」という考え方があるので「収入の一部」という感覚なのかもしれないですし、それで上手くやっている人もいるかもしれないですが、僕は少なくとも

「自分個人の値付けとは”分けるべき物”」

と考えています。

普通のお店や会社であれば、

「屋号・法人」としての収入と、「個人」への給与の支払いは完全に別

です。

フリーランスの場合でも同じように、

たとえ財布や口座は一緒でも、考え方は仕事と個人をきっちりと分ける

と言うのがポイントかも知れません。

サラリーマン経験などのある人なら当たり前の事ですが、「音大を出て、そのままフリーランスで演奏の仕事を始めました」とかだと、

「商品”山田太郎”の売り上げと、個人”山田太郎”の収入は別」

と言うのを知る機会がなかった、という人もいたと思います。

言い方を変えると、個人事業なので法人(会社)にしているわけではないけれど、

「法人”山田太郎”の利益(の一部)から個人”山田太郎”は給与を貰う」

と考えられると分かりやすいと思います。

個人か法人かは登記をしているかしていないかの違いで、仕事のフローとしての本質は何も変わらないからです。

今回はここまで

と、ここまで書いて結構な時間が、、、、。

でも重要な事なのでスルーするわけにも行かなかったです。

まだ、

「3倍の理由」

を全然説明できてないですね。

たどり着かなかったです。

また他のことも挟みつつ、そのうち続き書きます。

では。


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