【音楽基礎】和声やコード理論はパイプオルガンで発展??

音楽 基礎講座

こんにちは岩崎将史です。
今回は「今の音楽理論の基礎はパイプオルガンがあったからできた?」という仮説を書きたいと思います。

現在ではメジャー・マイナースケールトライアドのハーモニーが、音楽理論を学ぶときの最初の基本になっています。

その発展と確率のきっかけは倍音にある、ということは以前に下記ブログ記事で書きました。

これらの基礎的な音楽理論は1500年代から1700年代にかけて急速に発展し浸透していきました。
なぜこの年代に急激に発展したのか?
色々な要素がありますが、その1つとしてパイプオルガンがあると僕は考えています。
当時に生きていた人から聞いたわけではないので、僕の1つの解釈ですが。

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巨大な設備と強力なエネルギーで倍音が丸わかり

16世紀頃からお欧州が急激に経済発展をしました。
それにより巨大な大型パイプオルガンが教会に設置されていきます。

質問女子
質問女子

なぜ巨大なパイプオルガンを作ったの?

岩崎
岩崎

最後に軽く説明するから、慌てるなも〜

大型パイプオルガンによる共振、共鳴がより明確になりハーモニーがより明確に広く認識されやすくなるようになりました。

前回ブログの動画にもあるようにピアノなどの弦楽器でも倍音を聴くことは可能です。
ですがパイプオルガンの方が圧倒的に倍音や仕組みを発見、研究していく上では有利でした。

まずはパイプオルガンが「どれほどエネルギッシュでクレイジーな楽器なのか?」というのが良くわかる動画がありますのご覧ください。

パイプオルガンの作り方という動画です。

パイプオルガンの作り方

ステップ1 広い教会を手に入れる

パイプオルガンの驚くべきポイントは、建物全体が楽器であるところだ。表に見えているのはパイプのごく一部で、実は壁の中などに数百から数千のパイプが隠れているのだ。
そのため、広い教会が必要不可欠となる。

 ステップ2 様々なサイズのパイプを用意

2センチから9.7メートルの長さに切ったパイプを5000本用意する。長いパイプからは低い音が、短いパイプからは高い音が出る。

 ステップ3 楽器に「風」を送り込む

木材で直方体の箱を12個作る。サイズはタテ2.2メートル、ヨコ90センチ、高さ30センチ。パイプの直径に合わせて5000個の穴を開け、パイプを設置する。「ダクト」から空気を送り込み、「ふいご」を経由、「風箱」と呼ばれる装置に加圧した空気を蓄える。その後「ストップ」を引き、鍵盤をたたくとパイプに空気が流れる。

ステップ4 送風機を忘れずに

巨大なオルガンには高い空気圧が必要だ。そのため、自動車ほどの大きさのある産業用の送風機を複数使用する。

 
これですべての用意が整った。さあ演奏してみよう

引用:パイプオルガンの作り方
岩崎
岩崎

作れるか!

というジョークのような記事ですが、それくらいパイプオルガンは金も手間もかかる大掛かりな設備がです。

強力な風力エネルギーを使う

パイプオルガンにはパワーが必要

僕が小さい頃は幼稚園や小学校に足踏みオルガンがありました。
今もあるのでしょうか?

足踏みオルガンは、ペダルを上下することによるパイプへ送風のためのふいごを動かします。

その後、紀元前にエジプトで生まれた「ふいご」という風を送る装置が使われるようになります。
ふいご全体は楔形(くさびがた)をしています。写真は模型ですが、本来はふいごの上側の面に重りが乗っている蛇腹(じゃばら)のような形をしています。上面を斜めに持ち上げてから離すと、重りの重さで静かに降りていき、必要な量の風を送り出します。

楽器解体全書 より引用

古代から水圧を使うものがありました。

水圧オルガンの想像図

楽器解体全書 より引用

巨大なパイプオルガンを鳴らすためには、大きな送風力が必要です。
大きなエネルギーでパイプを振動させればさせるほど、周囲への振動エネルギーの伝搬、共振力が高まります。

教会演奏家
教会演奏家

あるパイプを鳴らすと他のパイプもたくさん鳴っているぞ

となるわけです。

パイプオルガンの音を出す仕組み

パイプオルガンは風をパイプに送り、空気を振動させて音を出します。風箱(かざばこ)という箱の上にパイプをずらりと立てて、鳴らしたいパイプに下から風を通します。圧力をかけた空気がパイプを通って音を鳴らすというのは、まさにリコーダーを吹くのと同じ原理です。

引用:楽器解体全書

5,000本もの振動、共鳴するパイプが常設されている

5,000以上のパイプ

動画にもあるように5,000本もの共振するパイプはその場に常設されています。

ひとつ低音を鳴らしたら数々の共振共鳴が発生するであろうことは容易に想像ができると思います。

教会演奏家
教会演奏家

ラを鳴らすとミはド#のパイプの音も聴こえる。
だったら弾こう

みたいな感じです。

設計するのに物理的な計算が超重要

パイプは太さ、長さなどで音程が変わりますので、作るときに厳密な計算が必要です。
パイプオルガンがあったから倍音を発見していたわけでなく、音楽と設計製造とか常に絡みあいながら螺旋階段のように発達する中で、より分かりやすく明確になっていきました。

共鳴することを発見し、その倍音のパイプを作るとまた新たな発見をがあるというあ鶏が先か卵が先かみたいな話でもあります。

バロック時代に全盛期を迎えたパイプオルガンと音楽理論の確立

10~15世紀の欧州中世の音楽は、通奏低音から対位法へ少しづつ発展していきました。
それによりユニゾンによる演奏からハーモニーの使用した音楽へと進化していきました。

ただし、16~18世紀の近世の急激なハーモニーの発達に比べれば、まるで亀の歩みでした。

キリスト教と教会の重要性

こうした音楽シーンを牽引していたのがキリスト教です。
欧州の中世の街には、ほぼ必ず中央に教会を据えて発展していっています。

【法制史】ヨーロッパ中世都市-都市法と都市社会 より引用

多くの人があつまり定期的に歌を歌いますので、自然とスキルアップをし、作曲ベースでも徐々に工夫が加えられていきます。
斉唱から合唱へと発展していきました。
ただしゆっくりと。

パイプオルガンが最適だった

教会での音楽演出にはパイプオルガンが最適でした。
電気のない時代に、何十人、何百人の人にもしっかり音楽や伴奏を届けることができました。
そして、教会の高い天井高と合間ってその響きはまさに神の世界となりました。

大航海時代により始まった富の蓄積と文化の発展

大航海時代により欧州では富が形成され、ルネッサンスからバロック期にかけて急激に文化が発展していきます。
それにより各地に巨大なパイプオルガンが作られました。

中世から近世に変わったこの時代に音楽理論は急速に速度を上げて発展していきます。
特に和声学などのハーモナイズの基本が完成されていきました。
これが今日にみなさんが使っているコード進行の理論になっています。

岩崎
岩崎

和声学は今日のほとんどの音楽において絶対に必要な基礎スキルだも〜
信じる信じないはあなた次第だも〜

ということで今回はここまで。
では、また。

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