ほっともっと閉店【決算書で比較】吉野家、モスバーガー

ビジネス・経済・経営・教育
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こんにちは、岩崎将史です。

昨日、タイムラインで友人が「久々にモス」と投稿していました。
僕もたまたま先週、5年振りくらいに食べました。

そんな中、今日はこんなニュースが。

弁当のほっともっとが赤字転落を見込んで190店を閉店との事。

なんで、それがモスと関係があるの?

と思う人もいるでしょうが、僕的にはすごく繋がっている存在なのです。
ビジネスの難しさをトコトン考えさせてくれるなと。

どちらか選べと言われた時に、僕が選ぶファストフードは経営的にはダメなんです。

少し解説していきます。

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ほっともっとが予想外に美味しかった

ほっともっとは実は何年か前に2回くらいしか使った事がないのですが、「結構いけるやん」という感想を持ちました。

ほかほか亭などのチェーン弁当店がケータリングで用意される時が過去にもありました。
別に不味いという事ではないですが、自分が主催の時には「使う事はないなぁ」という感想で、チェーン店の弁当は「まあそんなもんだよね」という先入観ができてました。

ところがとあるイベントのケータリングを、学生の勧めでほっともっとにしました

学生A
学生A

このホールはとなりにほっともっとがあるので、楽だしそこにしましょうよ

岩崎
岩崎

え〜、チェーンの弁当やって…。もうちょい良い仕出し屋探そうよ

学生A
学生A

そんなに予算ないですし、ほっともっとは他と違って割とイケてますよ

岩崎
岩崎

でも、しょせん学生の味覚だしなぁ

ところが実際に食べて見ると、僕が知っている他のチェーン店の米の不味さなどがない。
普通に食べられました。

そんな感じで、好印象を持ちました。
あれから何年も経っているのが、その後、クォリティが変わってしまっていた可能性もあるかもしれませんが。

ファストフードは牛丼なら吉野家。ハンバーガーならモスバーガー

僕が牛丼屋チェーン店のどれかに入らなければならないとしたら、吉野家を選びます。
ハンバーガーチェーンでと言われたらモスバーガーです。

理由は単純に味です。

両者とも大苦戦中。

ところが両方とも経営者や投資家目線でみるとほっともっとと同じく苦戦中。

利益追求だけが企業の目的ではないので、ダメではないですが、投資家や経営者的な視点でみると大負けしています。

決算書を比較すると面白い

その辺りは決算書を比較すると分かります。
上場企業は決算書の公開が義務ですので、誰でも見る事ができます。

比較してみるととても面白いです。

吉野家とすき家の決算書比較

吉野家ホールディングスとゼンショーホールディングス(すき家系)のIR情報から抜粋してみました。

吉野家
2018年3月 ~ 2019年2月期
すき家
2018年4月 ~ 2019年3月期
売上高2,023億8,500万円6,076億7,900万円
営業利益1億400万円188億3,400万円
経常利益3億4,900万円182億1,100万円
特別損益△52億300万円
当期純利益△60億円99億2,400万円

グループ連結ではありますが、現状を表しています。

吉野家ホールディングスは営業利益はなんとかプラスですが純利益はマイナス。
しかも前期(前年)に続いて抜け出せない状態です。

“△”は会計書類ではマイナス、つまり赤字を意味します。

それに対してゼンショーホールディングスは黒字。

資本を投下、つまりお金や人的エネルギーを使って利益がほぼない、もしくは赤字というのはやらない方がまし、何もせずに寝ていた方が良いという意味です。

次年度以降での利益を見越しての積極的な投資をしてのマイナスというのもあるので、そうであればありですが、そんな感じには読めません。

モスとマックの決算書比較

続いてモスとマックの比較です。

モスフードサービス
2018年4月 ~ 2019年3月期
日本マクドナルド
2018年1月 ~ 2018年12月期
売上高662億6,400万円2,722億円 (全店売上5,242億円)
営業利益5億1,700万円250億円
経常利益7億2,400万円256億円
特別損益
当期純利益△9億700円219億円

両者の規模が蟻と像なイメージを持っていたので、「モス結構頑張ってる」と思いました。
が、調べてみると、

店舗数は1/2弱なんですね。
そこまでの差はなかったです。

マクドナルドは一時期は落ち込んだ時もありましたが、大会社が賢い頭脳で圧倒的なスケールメリットを生かしてきたら、これほどの差になるのかと。

ほっともっととほっかほか亭の決算書比較

最後にプレナス(ほっともっと、やよい軒など)とほっかほか亭(ハークスレイ)も比較してみました。

プレナス
2018年3月 ~ 2019年2月期
ハークスレイ
2018年4月 ~ 2018年3月期
売上高1,539億1,400万円459億5,200万円
営業利益△5億100円8億7,800万円 (連結)
経常利益1億4,300万円
特別損益
当期純利益△29億2,600円9億1,900万円 (連結)

売上高で大きく負けているハークスレイが利益率は完勝してますね。

僕が選ぶ方は大抵、儲からないです

売上高は負けて良いとして、重要なのはそれぞれの営業利益の少なさです。

ゼンショーと吉野家の売上は3:1ですが、営業利益は188億円と1億円。
マックとモスも数倍の差ですが、営業利益は250億円と5億円。

50倍から180倍もの差がついてしまっています。
同じ金額や労力などコストを投下して、得られるリターンが50倍〜180倍も差が出てくる。

物凄く大きな差です。

という事で、僕が選ぶ方は儲からない法則。(苦笑)

もちろんマックも時々は使います。
両店舗が隣同士に並んでいたらどちらに入るのか?というレベルの差ですけどね。

マスではない需要

理由を考えてみたいと思いますが、これから書く分析は、僕個人の意見と推論です。
当たっていないと思うので、そんな感じで読み流してください(笑)

なんのかんの言っても、僕は吉野家も1年に一回くらい。
モスは5年に一度。
ほっともっとに至っては20年で2回しか利用してない。

一番、お金を使いづらいポジションなんだと思うんです。

お金を使わない層と、お金を使う層

牛丼を食べに行こう

と誘われたら、僕は近所の和食屋の牛丼が頭に浮かびます。
うどんと蕎麦の職人がそれぞれいる麺が人気の和食屋さんだけど、刺身や牛丼なども美味いお店です。

ハンバーガーだったら友人が経営する少し高めの手作りハンバーガー屋に行くかも。

お金を払って食べに行くという選択では、自作するより美味しいもの、自作は難しい物が選択肢になります。

そういう意味ではチェーン店はどの会社も選択肢には上がらないです。

中途半端ものを食事であれば自作する

外食の70%は「自分で料理をした方が美味しい」と思えるのでワザワザ訪れるとなると、ハードルは高いですね。
味は普通でも、打合せや時間潰しができれば、場所として利用価値がありますが、いずれも難しい。

なぜ利用するのか?→利便性

マックは出張などで時間のない時に使います。
わざわざ食べるために足を運ぶ事はないですが、便利です。

お金を落とす十分な理由になります。

が、モスと並んでいたらモスに入る。
程度の差です。

弁当も一緒です。

スタジオから50mにほかほか亭があって、1Kmにほっともっとであれば、ほかほか程の方を利用しちゃうかも。ほっともっとが200mなら、そこまで歩きます。

ただしすき家は今後も利用しないと思います。

数年前にスタジオの2ブロック隣、徒歩1~2分の所にオープンしたので、3回ほど足を運んでみた事のですが、ちょっと食べられる物がなかった。

詳しくはやめておきますが、好きな人には申し訳ないです。

ただしその店舗自体は賑わっています。
制服を来た高校生やスーツ姿のサラリーマンが多い。

決算書も示すように、日本全体のニーズとしても数字上は明らかに「吉野家」よりも「すき家」です。

衣料も一緒?

僕はアパレル関係は全く興味も理解もないのですが、衣料関係も一緒なのでしょうか?

興味のない僕は、普段の消耗品はユニクロなどの低価格隊で十分になってます。
1990年代にユニクロが登場したときは、1シーズンでボロボロになるものばかりでしたが、かなりよくなってる気がします。

ユニクロよりも少し高めだけどもリーズナブルなカジュアルブランド、誰でも知っているであろう会社に正社員として勤めていた友人がいますが、会社の先を見越して今年、遂に退社しました。
近年、全く商品がどんどん売れなっていく様子をみて「この先はもうダメだ」と考えたようです。

大手といえどもユニクロとは規模が違うのでコストダウンは限界があります。

どちらにで行くのか?、それぞれの人生の選択

SNSなどみている限りでは同様に「やっぱりモス」とか「吉野家の方が」とかの意見をよく見かけます。

ところが、そうした評価と企業として結果は別問題。

極端なスケールメリットを活かせない限り、少しでも良い材料、良いサービスを実現しようとすると利益が極端に減ります。
そう考えるとうちも設備投資し過ぎだと反省します。

機材はハイエンドでなければ値段は数分の1に落ちます。
が、アート作品を担うと部分としてその少しの差も譲れない難しいですし。

読んで頂いた人の参考になるのかさっぱり分かりませんが、色々ビジネスニュースや決算みるの好きなので、また機会があったら書きます。

では、また。

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