なぜ日本の所得、給与は20年間増えない?デフレ?

ビジネス・経済

こんにちは、岩崎将史です。

一昨日のプチ事件の際に、初めて手書きで「令和」と。
記念すべき初・手書き「令和」は写真を撮ろうと思っていました。

が、まさかの警察書類とは。。。😅

そんな新しい令和の時代も1ヶ月が過ぎ、良い感じで過ごせてますでしょうか?
僕はなんとか生き延びてます。

今日は、僕の趣味の一つで恐縮ですが、
「なぜ日本人の所得、給与、物価は20年間以上、上がらないのか?」
と言う普段、考えている事を書きます。

できるだけ「感覚的に分かりやすく伝えたい」というテーマで書きますので、用語の正確な意味はちょっと端折ったりします。
根本的には大きな問題はないので、そんな目で読んでください。

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平成は給与が上がらず、正に”平”だった。

平成の最後にSNSで、
「平成は元号の狙いどうり “平”(たいら) だった」
と書きました。

何が “平” (たいら) だったかと言うとコレ。

日本のGNI $ベース (THE WORLD BANK DATAより引用)

1人あたりのGNIという奴で、すごく簡単に言うと、

どれくらいの給与を貰ってるの?

です。(端折ってます)

1980年代までの成長は凄い。
1990年以降は上がったり下がったり。
全体としてはちょい上がってるけど、1996年のピークから見ると下がってる。

ちなみに世界総合としてはこう。

基本的には右肩上がり。
日本がグダグダな1995年以降も爆発的成長。

なので世界と比べて日本は平に成った平成と呟きました。

海外はどうなの?

いくつか気になる国を加えてみました。

主要国のGNI $ベース (THE WORLD BANK DATAより引用)

アメリカさん、さすがっすね。
ここ数年、日本が滑空している間も右上40度くらいな勢いで伸びてます。

今年の始めもトランプ大統領就任後、平均賃金の上昇、失業率の低下など記録的というニュースが出回っていましたが、さもありなんと言う感じ。

日本は1人当たりの名目GDPだと、2017年は23位まで転落
2010年頃だったか17位に落ちたと言う事で、話題になっていましたが、その後も問題なく順調に下げていっております。

上の表だと、90年代に一足先に突き抜けた日本に、他の国が追いついてきて混沌しつつ、アメリカが先頭集団グループから、頭一つ引き離しにかかっているところ。

日本は先頭グループの一番後ろになった、という感じでしょうか。

ここ正念場で大事なところ
このグループに付いていけないと、生活実感が1段それなりに変わらざるおえないポイントなんじゃないかなと感じてます。

SNSで、そんな事を踏まえて呟いたところ、頻繁に海外を回っている超優秀な知り合いが、

「でも、オーストラリアとか収入多くても外食費とかめっちゃ高いじゃん!」

とレスしてくれました。

そう、それ!そこが大事な今後のポイントなんです!

と僕は考えてるんです。

歴史的な大きな流れでみると

産業の時間軸は「生産の効率化による人員縮小」と「その余剰人員による新たな生産活動」のくり返しだと考えています。
人間は余裕が出来ると、次の新たな事を勝手に始める。

中世、近世の江戸時代までは「農民80%とそれ以外20%」と言うのは、誰しもが学校で習ったところ。

それ以降の変化のイメージを、わかりやすく図にしてみました。
イラストやさまさまです。

産業分布構成の変化イメージ

中世は殆どが百姓、というか食料生産に従事。
近代になると機械、鉄道、造船を中心に、工業製品。
ところがそれらもどんどん自動化されて、流通販売やサービスが増えてくる。

ここまでは学校で全員が習うところ。

そして現代は、店舗はネット通販に押されてかなり淘汰され中。
近所の楽器屋さんなんてあんなにあったのに、ほとんどなくなりました
本屋やCDショップもですね。

百貨店や家電店なんかも、もう厳しい。
ZOZO自体は色々ありますが、アパレル小売も店舗はどんどんなくなるでしょう。
知り合いも何人か、この先見越して大手アパレルだったのにこの春に辞めてます。

その代わり、ネット通販のおかげで物流はとにかく人手不足。
今なら「運輸、配送関係が儲かる!」みたいな記事もよく見ます。

が、AI&自動運転で10~20年後は怪しくなる可能性も。
ここ10年稼いで引退するぜ、ならありなのかな。

だいたい歴史的には、どの業界も斜陽になる前に、どかっと盛り上がって人が増えるんです。
そして、その後は。。。。

音楽業界も例に漏れず、、、、、90年代の、、、。
は、話がズレるので元に戻して、、、。

まあ、ともかくも大きな流れで言うと、人口構成は、

食料→物→サービス

と変わっていくんだぞ、と。

もう一度、最初の1人あたりのGNIの図を貼ります。
今度は、アメリカとオーストラリアと日本だけにしてみる。

主要国のGNI $ベース (THE WORLD BANK DATAより引用)

そう、最初に書いた、頻繁に海外を飛び回ってる知り合いが、

「オーストラリアとか外食費めっちゃ高いじゃん!」

これがすごい大切で、すんげぇ上がってる。
なぜなら、給与を増やすためには「消費が増える」事が大前提

お金を使うと所得が増えて、使わないとどんどん貧しくなるアニメ図を以前、ブログで書きました。
(使ったら個人のお金は減るからね。世の中全体のお金の量の話よ)

結果論ですが、オーストラリアはサービスに価値付けをしているから、GNIも給与もどんどん上がっていく

このブログ記事が結構、詳しく書いてくれています。
【驚愕】オーストラリアの物価が高いのが一目瞭然の商品やサービス

このブログ記事をまとめると

  • オーストラリアの物価めちゃ高い。
  • オーストラリアの平均年収は高い。日本の2倍。
  • オーストラリアのホームレスは日本のサラリーマンの平均年収を越えていた。

ですって、、、。
住んだことないから知らんけど、そうらしいです。

「給与上がっても物価が上がったら意味ないじゃん

と思った人は「❌ブー!」の大間違い。
日本は物価上がってないから、日本の物はその分、安く買える。

昔も日本は給与なんて1/10以下や、1/100。
その頃は外国の物なんて「高級品」で庶民は買えなかった。

大事なのは国内の「給与:物価」ではなく、外国との関係性での位置付け。
特に日本は資源ひたすら買わなきゃだし。

日本は「サービス=無料」の価値観があるような

日本も物にあふれ、これから形のない物、サービスの時代
”物”から”事”への時代などと良く見聞きします。

ところがまだまだ、何かを買うときに、

  • これの材料費は?原価は?
  • 作業代は人件費最低限で
  • サービスで運んで〜。え?配送料かかるの?
  • 買うんだから、設置、設定、メンテとかタダでやってよ。
  • 使い方が分からないんだけど。サポートセンターは無料にしろ。
  • ノウハウや技術を学ぶのみお金使いたくない。ネットでタダで探すんや。

そういう話や書き込みは、たくさん見かけると思います。
個別個別には、まあ仕方ないのですが。

飲食店を経営している友人が何人かおりますが、話を聞くたびに手間やサービスのコスト位置付けが業界的に悲惨でかわいそうです。
飲食業界に限って言えば、新たなサービス作ったからって1日3食が5食とかになるわけではありませんし「より美味しい物、より良いサービスを提供したらその分、値段が上げられる」事が重要なのですが。。。

せっかく努力しても値段据え置き。
「より美味しい物の開発や製造、サービスに手間が掛かる」ので「実質給与ダウンですわ〜」みたいな話も聞きます。

先ほどのオーストラリアの例と真逆な感じが。

オーストラリアが良いとか海外が良い、日本がダメって言いたい訳では全然ないです。
そこの数字上の違いは、面白いですよね。

サービスに自信を! 持ちたいなぁ、、、、、

情報通信革命も中盤に差し掛かり、既存の産業構造は大きく変化。
どんどんRPAやAIが導入され、それらが導入された分野は人員の”数”が要らなくなります。

あぶれた人が食料作ったって、みんなが1日4食5食も食べるようになるわけもないので、もう持ってるものは増やす必要ない

新たなサービスは重要ですが、究極的には人間は24時間しかないので、一人当たりが享受できるサービス量もリミットはあります。

そこもやりつつ、質。
いかにコンテンツやサービスに付加価値をつけて、金銭的に評価するか、をしないと中々上がらないな気がしますが、どうなんでしょう?

逆にサービスは「タダ。もしくはギリギリまで叩く」とか「お金じゃない。気持ちで」みたいな、精神が日本人は強い気がしてて。

僕もそうなんです。

例えば、ある作業を頼まれて、「1時間作業だから¥5,000くらいで良いですよ」と請けたとしてます。
経験積んで早くなって30分で出来るようになったら、「30分作業だから¥2,500で良いですよね」っとなって「僕は30分¥5,000なんです〜」って言えない。
その結果は収入ダウンみたいな。

技術を身につけたり工夫をすればするほど実質給与が下がると言う、先ほどの飲食店の例と同じです。
時給やタイムフィー、人月計算の商習慣は限界にきていると思います。

早く仕事を終わらせらる人が残業代なくて安月給。
IT導入して8時間の仕事を5時間で終わらせられるようになったら、売値を安くしちゃう物だから、その分、3時間他の仕事を増やされて働く時間は一緒だけど、精神的にきつくなって、でも給与は一緒みたいな。

僕の事はともかく、”サービス” や ”事” ではなく “物”や”労働時間” に価値の重きを置いてしまっている全体の空気は、これからはまずいんじゃないかなと。
一見関係のなさそうな業界でも、それ以外の人達の所得が下がってきたら消費が落ちますので、結果全員に返ってきてしまいます。

そんな事を考える事が多く、一度、自分の考えを整理するためにも書いてみました。

と言う事で、今日はこの辺で。
令和2ヶ月目もみんなが幸せに過ごせますように。
それではまた。

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