LOGIC Pro X|マルチ|パラデータ|ミックス用

DTM ノウハウ
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こんにちは、岩崎将史です。
今日はDTMネタです。

ミックスの依頼を頂く際に、マルチトラック(パラデータ)の書き出し、中でもドラムトラックの書き出し方が「わからない」「うまくいかない」という方も多いみたいで、説明する機会が増えています。

なので、ちょっとブログ記事にしてみます。

今日は、「LOGIC Pro X」でのマルチトラック(パラデータ)の書き出しの仕方と、オススメの設定についてです。
次回、中でも説明する機会の多い「ドラムトラックの書き出し」について解説します。

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LOGIC Pro X で楽曲制作、ProTools HDXでミックス

僕はDTM作業はAppleのLOGIC Pro X。オーディオミキシングはAvid ProTools HDX と使い分けているので、LOGIC Pro Xで作った楽曲を、スタジオに持ち混んでエンジニアにミックスして頂く、という人には参考になると思います。

既に問題なく作業が出来ている人には、なんの参考にもなりませんので(笑)
閉じていただいてもOKかと。。。。^^;

LOGIC Pro X でのマルチトラックデータ (パラデータ) の書き出し方

見出しに2通り書いたんですけど、業界によってい言い方が2種類あります。
経験上なので、他もあるかもですが。

マルチトラック」と「パラデータ」どちらも同じ意味と思ってもらって良いです。

音楽スタジオ業界、そこから派生している業界は「マルチ」という呼び方が多いと思います。

1つの音楽(ステレオ)トラックしか録音再生できない機器に対して、楽器毎に個別にいくつも録音できる機器をマルチトラックレコーダーと言いますので、ミックスの完了した1つにまとまってステレオデータではなく、楽器毎に別れたマルチトラックのデータという意味です。

僕は、この「マルチトラックデータ」が正しい呼称と認識しています。

方や「パラデータ」は一部のゲームや遊技機業界の人が良く使っているように思います。
実は、業界によってデータの扱い方の違いから微妙に意味が違うっちゃあ違うのですが、あんまり深く考えなくて良いと思います。

スタジオには可能な限り、マルチトラックデータで持ち込んでね

スタジオでミックス作業をする場合は、可能な限りマルチトラックデータを持ち込んで欲しいです。
ジャンルにもよるのですが、演歌、歌謡曲系だと、2トラックのミックス済みデータでくる場合が多いです。

2トラックとは、普通のステレオファイルの事で、要はカラオケファイル。
それに歌を被せて録音してミックスする、という作業になります。

その状態だと、カラオケに対して歌の調性をすることしかできませんので、色々と制約が発生してしみます。

歌が主役なので本来は、「歌に対して他の楽器の調整をする」というのがミックスの正しい考え方だったりします。
絶対ではないですけど、そういう方が結果うまく行くことが多い、という感じです。

なので、マルチでいただけると、歌に対してより適切な各楽器の音作りや配置、バランス調整を行えるので、より聴き映えのするサウンドが作れます
というか、作りやすい、という感じです。

LOGIC Pro X でのマルチトラックデータの書き出し方

LOGIC Pro X でのマルチトラックデータの作成方法、書き出し方は、大まかに2つの手法があります。

人つづトラックを指定して書き出していく方法と、全部のトラックを自動で書き出していく方法。
作業のシチュエーションによって、違うと思うので適宜使い分けてください。

手動で一つづつ

1つのトラックづつ書き出す方法は簡単です。

ファイル>書き出す>1つのトラックをオーディオファイルとして

上のスクショのメニュー選べば、選択したトラックをオーディオファイルとして書き出します。

次に下のダイアログが開きます。

上のスクショの設定がおすすめです。
理由は読み飛ばしてもらえば良いですが、一応、解説します。

「範囲」は「ファイルの長さをプロジェクト末尾まで」

理由は消極的な理由ですが、他の2つのメニューは事故る可能性があるからです。

「ファイルの末尾の無音をトリム」を選ばない理由

「ファイルの末尾の無音をトリム」だと、最後の方の音のなっていない部分がファイル化されません。
実務上は何も困らないないし、その分ファイルも軽くなるのでよさそうですが、同業仲間からちょいちょい「書き出した作業が止まらなくなった」という報告を聞いています。
どう言った条件で発生するのかは検証してみないと分かりませんが、無用な時間的ロスは避けたいので、基本「最初から最後までツルッと」書き出すことに僕はしています。

想像ですが、末尾の音色のリリース部分などはかなりビット数が少なくなる状態ですので、ソフトシンセとのデータの受け渡し時に無音なのかどうなのかの判断でバグって戻ってこなくなる場合もある、という勝手な推測は持っています。

「サイクル領域のみを書き出す」を選ばない理由

気がつかないウチに勝手に「サイクル領域」がセットされていて、スタジオに持ち込んだら「一部しかオーディオファイルがない」という自体を避けるためです。

以外にあるんです。。。。

特に「/」とかって、LOGIC 9 のころはロケートKEYだったりして、無意識で触ってONになってたとか。

他の項目について

他の項目も基本はおすすめのスクショ画像の設定にしておいてください。
理由はそれぞれあるのですが、解説するとムッチャ長くなるので割愛します。

結果、一番良い音で仕上がる可能性がある設定」です。

自動で一斉に

1トラックづつ選択して、書き出す作業はトラック数が少ない時はいいですが、10数トラックを超えてくると苦行以外の何物でもありません。

そういう時は、先ほどの下のメニュー、

上のスクショのメニューを選択してください。
自動で全トラックのココのオーディオファイルが作成できます。

その後に出てくるダイアログの設定は、1つづつ書き出す際の設定、

上のスクショ画像と同じでOKです。

ひとつだけ希望を書くと、「エフェクトプラグインはバイパス」の設定だけは、「あり」と「なし」で両方を書き出してスタジオに搬入してもらえると、作業がしやすくなります。

理由としては、次の感じです。

大抵の場合、エフェクトはスタジオの機器で音作りし直した方がクォリティが高くなります。
絶対ではありませんが、大抵の場合。

ただし、ものすごく独特なエフェクトなどをしている場合、ミックスする人がイメージが言葉の説明だけではイメージが理解できない場合があります。
また、同じようにスタジオで真似しようと思うと無駄に時間を使ったり、このチープな感じが良い、などの場合もあります。

なので、両方あるとミックス時に「エフェクトあり」と「なし」を聴き比べて、どちらから作業した方が「良くなる」のか「早くできる」のか、状況によって判断も早くなるし、作業も早くなるからです。

2種類、搬入する場合は、書き出し先のフォルダーを分ける事をお忘れなく。

“曲名”+”Dry” と “曲名”+”EFX” みたいなフォルダ名の付け方だと、ミックスする人が分かりやすいと思うので、オススメです。

追記:LOGICインサートのプラグインエフェクトをなしにしてもソフトシンセ内でリバーブなどが掛かっていると具合が悪い場合も多いです。ソフトシンセのリバーブ、ディレイなども"Dry"を作成するときは掛からない設定にしてください。

基本は上記だけでOKですが、いくつか細かく、ポイントというか他の方法もあります。

リージョンだけ書き出す方法

とある一つのリージョンだけをオーディオファイルにしたい、という場合が僕の場合、よくあります。
例えば、スタジオでミックス中に1箇所だけベースを変えたくなって、その小節だけオーディオファイルで書き出しなおしたい、みたいな。

その場合は、

上のスクショのメニューを選択してもらえれば書き出せます。

書き出し方については以上です。

あとは、良くある問題、と言うわけではないですが、事例を書きます。

エレキギターの録音の仕方と書き出し方

エレキギターを宅録や別のスタジオで録る場合、

  1. アンプを鳴らしてマイクで録る
  2. ラインでアンプシミュレータを使って録る

の2つがあると思います。

どちらでもOKですが、できればどちらも

「ラインの素の音も同時に取って置いて欲しい」

です。

「え?同時に録れるの?」と言う人もいるかもですが、できます。それを説明するとちょっと長くなりすぎるので、別の記事として書こうと思います。

録音時のサウンドがバッチリであれば、ミックスでもそのまま使います。
が、特に宅録の場合、ちょっとイマイチな場合がままあります
これは電源や機器などスペック環境が違うから仕方ないです。

そう言う時に「素のラインの音」があると、スタジオで色々な技を使えます

巣の音を再びスタジオでアンプに送ってマイクで拾う「リアンプ」という手法だったり、スタジオのより高品質なアンプシミュレータで音を作り直すこともできます。

ミキサーの立場からいうと、

「一度、味の良くない調味料につけ込まれてしまった魚を美味しく調理するのは難しい」

ので、

「何も味付けされていない、素の魚があれば、より理想的な味付けにして盛り付けられます」

という感じでしょうか。

そんな感じで準備頂ければ、バッチリにさせて頂きます。 ^^

今日はまた仕事戻らなければなので、ドラムの書き出しは次に書きたいと思います。

では、また。

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