プライベートスタジオ route 66

こんにちは、岩崎将史です

 

前回、軽く紹介した近藤葵さんのプライベートスタジオ「Route 66」です。

「新築の自宅のガレージをプライベートスタジオにしたい」

そんな相談を受けまして、先日完成しました。

 

専門施工業者に入って頂く方法も提案しましたが、今回は

「自宅を建てたハウスメーカーにまとめて工事を依頼したい」

とのことで、音響面でのアドバイスや設計協力をさせて頂きました。

 

ハウスメーカーからは、「スタジオっぽい」設計図面を頂きましたが、色々と問題があります。

良くあることです。

一般の建築業者は見た目はわかりますので、「スタジオ」っぽい部屋は作れますが、

完成してみると、

「音がなんだか良くわからない」

「音楽を聴いても演奏をしても楽しくない」

などとなりがちです。

実際に、そう言った部屋の改修の相談を受けることは少なくないです。

見た目では見えない部分に、音に対する大切な工夫が沢山あるのです。

 

大きく分けて3つ、

 

  1. 遮音、防音性能
  2. 建築音響、室内の響
  3. 電気音響システム関係

 

微力ながら協力させて頂きました。

 

施工途中の写真もいくつか押さえましたが、人様のスタジオですので、やめておきます。

せっかくのおしゃれなスタジオですので。

 

1.遮音性能

録音やミックスはもちろん、「ドラムの練習もしたい」とのことでした。

閑静な住宅街の一戸建てですので、相当な遮音性能が求められます。

床を浮かせたフローティング構造。

費用は掛かりますが、ここは外せない。

また、防音ドアの指定、ダクトの取り回し、遮音壁の構築方法や縁切りなどのポイントをハウスメーカーに伝え取り入れてもらいました。

 

2. 建築音響

今回は場所的に天井高が取れないのと四角形の部屋ですので、

サウンドディフューザー、ベーストラップなどと呼ばる様々な仕掛けの必要性を説明し、

これらを一般の建築材料で大工さんや建具屋さんが作れるように提案。

最終的な調性作業は僕と山田で行いました。

 

3. 電気やシステム

200V給電、他の雑電気機器とのアイソレーションなど、その辺りも抜かりなく。

システムは近藤さんがお持ちの既存のシステムをまずはセットアップ。

そして、今後の更新のために、前回記事ののように色々試して頂いた、という次第です。

 

プロ仕様かそれ以上の音場のプライベートスタジオ

「ここでミックスをしてくれ」

と僕が他の頼まれても、何の問題もないルームサウンドが実現しました。

僕も自分で建てたいくらいです。

作曲やミックスだけなら、フルハウスへ出社する必要なくなるなと(笑)

 

どんどんと良い作品を生み出して頂けるのを期待しています。