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サラウンドでの作曲のお仕事【屋外展示場】矢田石材店 西尾

音楽制作/楽曲制作
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こんにちは、岩崎将史です。

春先から作曲を進めていたサラウンド楽曲の案件が完成して納品完了となりました。

クレイジーで珍しい面白い企画

矢田石材店 西尾展示場
矢田石材店 西尾展示場

上記写真、矢田石材店との西尾展示場です。
いわゆる墓石屋さんです。

なぜ石材店でのサラウンド演出?

質問女子
質問女子

なんで石材店で音楽が?

と思いますよね。

音響設備からオリジナルの音楽まで、結構なコストが掛かります。
それだけ効果があるという根拠があってのオーダー
企業として重要な事項ですので、どのような根拠かは書けませんが。

お墓まいりのマインドを確認するために墓参りへ

クライアントからは目的をしっかり伺いました。
音楽作り、作曲には理屈だけではなく、メンタルやマインドなど精神的な理解、落とし込みが重要です。

依頼を請けてすぐに高知へ飛んだ

そこで話を頂いてすぐに高知へ飛びました。
飛んだといっても車で家族での移動ですが。

高知に行った理由は、岩崎家の両親は高知県出身だから。
つまり岩崎家と母方実家の墓はがあるからです。

母方実家墓石から岩崎家墓石を望む
母方実家墓石から岩崎家墓石を望む

音楽の全体像ははほぼこの時点で脳内でまとまりました
やはり行ってよかったです。

全部で15分の長さの楽曲になりました

屋外音響システムのプランとミックス

矢田石材店 西尾展示場の屋外サラウンドスピーカー

音響システムのプランも僕が行いました。
現地に何度か下見をしてプランを固めました。

こんな感じでレイアウトを決めました。

サラウンド音響のシステムプラン【矢田石材店西尾展示場】
サラウンド音響のシステムプラン【矢田石材店西尾展示場】

サラウンドといって映画ではありませんので、ドルビー規格の配置ではありません

映画の場合は観客は常に正面を向いていますが、展示場の場合、観客(と言っていいのか?)はつにて展示物を見ながら歩いています
どこにいても自然に感情を揺すぶる演出をしたい、という事でこのレイアウトにしました。

ナガシマスパーランドでの経験を活かす

ナガシマスパーランド エントランス
ナガシマスパーランド エントランス

僕の屋外案件でも大きな仕事としてはナガシマスパーランドの音響改修工事とそれにともなう音楽制作がありました。
その時のノウハウがあるので、どの程度の規模でどのようなスピーカーやアンプなどのシステムが良いかというのが分かります。

スピーカーの設置については以前にブログ記事にしてあります。

車両感応センサーを付けて、来客と共に音楽演出が始まる

屋外の展示場で隣は店舗や民家です。
常に音楽がなっているのは好ましくないので、来客時だけ自動で音楽がなるようにしようと考えました。

駐車場に車両センサーを設置
駐車場に車両センサーを設置をプラン

駐車場に赤外線センサーを設置
センサー信号を受け、自動で音楽が再生するマイコンチップを作成しました。

再生はDAW。Cubaseを選択

セッティング中のcubase & windows
セッティング中のcubase & windows

再生装置はマルチチャンネルの8チャンネルになるので、メインテナンスや変更対応がしやすいように展示場事務所にWindows PCを設置してCubaseで再生するようにしました。

オペレーションが発生するならMacの方がメリットが多いですが、会場で再生させるだけのシステムなのでIBMのWindows 10を選択。
Windowsはハード単体だけなら安くて本当ビビります。

現地にDAWを持ち込んで入念にミックス

矢田石材店でミックス中のProToolsの画面
矢田石材店でミックス中のProToolsの画面

ProTools & MacPro を持ち込んで現場で1日かけて入念にミキシングをしました。
屋外コンテンツの場合は、現場ごとに音の聴こえかたが違います。

会場ごとにあわせて徹底的に楽器のバランスや配置を追い込んでいきます。

一切の電気的補正処理はなし

いわゆるPA音響屋さんはスピーカーチューニングというのをします。
イコライザー(EQ)で、音域ごとの音量を変化させる作業です。

こうした電気的なトータルの調整は音質的にとてもネガティブになので僕はしません
僕が学んできたマスタリングエンジニア師匠から受け継ぐ哲学です。

もちろん音楽公演の場合にはホール環境や時間との都合上、必須です。
設備と音楽をあわせて請けて、かつ十分に時間がある場合には、プランやセッティングで対応します。
その方が圧倒的に音は自然で良いです。

ミックスでもEQは使わない

ProToolsでのマルチチャンネル、サラウンドミックス
矢田石材店でミックス中のProToolsの画面

もちろんミックスにもEQは使いません
生演奏のクラシックコンサートで、EQを掛けることはできません。
それでも素晴らしい音が作れます。

EQが必要ということは、楽器や音色のセッティングが間違っているか、会場の設計が悪いかのどちらかです。

音楽的な屋外サラウンドミックスの手法については、後日、また詳細なブログ記事を書きたいと思います。

完成したらバウンスしてCubaseへインポート

ミックスが完成したらバウンスしてCubaseはインポート。
全く同じサウンドで再生されます。

夜は再生されないようにタイマーも設置

周りは民家もありますので、夜に音楽が再生されたらまずいです。
タイマーも設置して夜は音が出ないシステムにしました。

好評につき2店舗目の企画へ着手

青空

これだけのことをやるわけですから、それなりにコストが掛かります。
石材店という意味では日本で類をみないクレイジーな面白い案件だと思います。

そんなこんなで稼働し始めて1ヶ月。
なんのトラブルもなく順調に稼働しています。

そしてクライアントから嬉しい連絡が。

クライアント
クライアント

豊川の店舗でも音楽演出したいのでお願いします

豊川まで名古屋の2代巨頭を引き連れて

昨日、さっそく豊川まで足を運んできました。

現場確認からセンサーからマイコン制御の方法、スピーカーの設置まで一期に全てプラント打ち合わせを済ませてきました。
名古屋からは少し遠いので、そう頻繁に行くわけにも行かないですからね。

どんな場所でもオリジナルコンテンツでの立体音響演出を

矢田石材店西尾
無事に納品を終えて帰宅の徒へ

こんな感じで僕は音楽作りだけでなく、マーケティングに基づいた演出、システムプランニング、設計施工から対応しています。

僕の目的は音楽を作ることではなく、音楽を作って人の心を動かすこと役に立つことだからです。

そんな観点で仕事をしていますので、何かあれば何でも遠慮なくご相談ください。

後日「豊川店」も施工しました。

YouTubeで解説しています。

それでは、また。

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